老朽化した住宅の建て替え計画であった。家族構成としては一人であるが、子世帯や親類、縁者が集う場所が必要とされた。集まる場所「サロン」としての部屋は南側のテラスへとつながっていて、中と外のつながり、空間の広がり、解放感、を感じる。個室、収納空間、水廻り等生活感を感じる空間とは分離し、サロンを独立して仕様している時や、来客時にもプライバシーを確保し来客を気にせず水廻りを使用でき、多様な使い方が可能である。孤独とは無縁の明るく穏やかで賑やかな住居となった。

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